播州織の生地で仕立てた、夏のシャツブラウス。
2026年5月 / Factelier by MARYA
兵庫県・播州地方の先染め織物メーカー「東播染工」の生地を使い、マーヤで縫い上げたシャツブラウスが、ファクトリエさんから発売されています。この一枚には、少し個人的なご縁もあって、工場として思い入れのある商品です。
01 / 友人がいる生地メーカーの仕事
実は、東播染工の東京営業所に友人がいます。よく知る仲です。
ものづくりの仕事をしていると、生地メーカー、染工場、副資材屋さん——さまざまな人たちとの関係の中で仕事が成り立っていることを実感します。その中のひとりが、東播染工の東京営業所にいる友人です。
彼らがどんな思いで糸を染め、生地を作っているか。話を聞いてきた分だけ、縫うときの気持ちも変わります。今回のブラウスは、そういう顔の見える関係から生まれた一枚でもあります。
02 / 播州織・先染めということ
播州織は、兵庫県西脇市を中心に江戸時代から続く先染め織物の産地です。「先染め」とは、糸の状態で染色してから織り上げる技法のこと。後染めとは異なり、色が生地の奥まで入り込み、洗っても色落ちしにくく、独特の深みと光沢が生まれます。
今回のブルーも、その工程を経て生まれた色です。手に取るとわかる、少し特別な質感があります。
03 / マーヤが縫い上げた一枚
縫製はマーヤが担当しました。播州織の生地は薄手でしなやかで、縫い目の丁寧さがそのまま仕上がりに出ます。シャツブラウスとして美しいシルエットが保てるよう、各パーツの縫い合わせや縫い代の始末を丁寧に積み重ねています。
ふわっと軽く、エレガント。夏の日差しの中でも纏いやすい。
産地で染められた糸があり、それを織る人がいて、生地を届けてくれる友人がいて、縫う職人がいる。服は、そういう人の連なりでできています。この一枚を手にとってくださる方に、その背景ごと届いたら嬉しいです。
