以下引用
新型コロナウイルス禍を機に自社ブランド製品の直売や異業種連携など、受託加工以外の事業に目を向ける縫製工場が増えた。収益の多角化を目指すのが狙いだ。まだ手探りの状態だが、未来に向け一歩を踏み出している。(相模活)
高級婦人服縫製のマーヤ(東京都足立区)は地元のコーヒー焙煎所などと連携し、コーヒー豆の麻袋をアップサイクルして小型バッグを作るプロジェクトに取り組む。輸入されるコーヒー豆は大きな麻袋に詰めて運ばれてくる。不要になった丈夫な麻袋を再利用して、おしゃれな手提げバッグを生み出す。
足立区内にある六つの大学の学生と地域を結ぶ区の「大学生地域活動プラットフォーム」の一環で実現した。コーヒー焙煎所のタマコーヒーロースターが麻袋を提供。東京未来大学の堀崎空さんがデザインを考え、マーヤが縫製で協力した。
バッグはタマコーヒーロースターが販売するテイクアウトのコーヒーカップが2個入るサイズで、持ち帰り時の利用を想定。豆の原産国によって異なる麻袋のデザインを生かして作った15個のバッグは、どれも一点ものだ。昨年12月に第1弾として店内で販売すると、数日で完売した。
マーヤの菅谷正専務取締役は「自社ブランド製品の販売を模索しているが、PR方法や販売戦略が課題で思うように進んでいない」と話す。その上で、「今回のように販売場所やバッグの利用用途といった出口が見えていれば成功しやすいことが分かった」と収穫を語る。さらに同プラットフォームを活用して、「コーヒー染めの洋服も作ってみたい」とアイデアを巡らす。
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山形の佐藤繊維さんに見学にいきました。
半日以上、佐藤社長自ら、熱のこもった説明をしていただき
記憶に残ったことを書き記していきます。
間違ってるとこあるかもだけど、自分の感想も交えながら以下
お洋服ができる川上から川下まですべて完結する過程
天然素材は絹は蚕の繭からとります。
麻、綿は植物から
毛(ウール)は羊から
羊は世界的に、とても大事にされてきました。
洋服 洋画 ←海を表すさんずいに羊とかくように
羊の毛から刈り取るウールの保温、撥水など機能性は
生活する上で欠かせない最も優れた素材でした。
日本では輸入頼りですが、イギリスなどでも
戦争や安全保障上の備えとして、国内に必ず羊を維持することは
国として行うほど大切にされてきました。
山形でウールの生産が始まったのも
そんな戦争、軍服とが関係しています。
そんなウールを使い糸を紡績する。
ただ売れているものを真似たり、言われた通りに作るのでなく
ものづくりの現場から面白いモノを提案する。
イタリアの工場をみて、彼らは自分たちが世界のファッションを作っていると
プライドを持って、機械も改造したり、クリエイティブに。。
佐藤社長もそれからは自らの発想で今までにない糸の開発にのりだします。
いいモノを安くする
それが日本が発明した得意な分野
よくも悪くも
売れるものは、いいモノを安くが一番近道で
みんなが同じ方向に走り、需要と供給のバランスは崩れ
値崩れをおこし、最終的にはモノも会社もなくなる。
コスト競争の末、安さを求め各地を転々とし、
国内産業は衰退し、海外にほぼ依存する国になる。
現在、糸も生産も日本製のものは0.1%程度だという
佐藤さんの工場は糸の紡績工場から染色工場も持ち
縫製加工場、さらに自社ブランドの服を販売する売り場
youtubeチャンネルやTVショップチャンネル
開発した糸や生地も売るためパリの展示会
工場見学会、セレクトショップ、レストラン
家具での生地利用、行政との連携、地元PR
200名を超える社員で実現していました。
さらにまだ秘密の構想も
詳しく一つ一つは
書ききれないほど内容の濃い一日になりました。
ありがとうございました。
マーヤ縫製工場 菅谷正