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山形の佐藤繊維さんに見学にいきました。
半日以上、佐藤社長自ら、熱のこもった説明をしていただき
記憶に残ったことを書き記していきます。
間違ってるとこあるかもだけど、自分の感想も交えながら以下
お洋服ができる川上から川下まですべて完結する過程
天然素材は絹は蚕の繭からとります。
麻、綿は植物から
毛(ウール)は羊から
羊は世界的に、とても大事にされてきました。
洋服 洋画 ←海を表すさんずいに羊とかくように
羊の毛から刈り取るウールの保温、撥水など機能性は
生活する上で欠かせない最も優れた素材でした。
日本では輸入頼りですが、イギリスなどでも
戦争や安全保障上の備えとして、国内に必ず羊を維持することは
国として行うほど大切にされてきました。
山形でウールの生産が始まったのも
そんな戦争、軍服とが関係しています。
そんなウールを使い糸を紡績する。
ただ売れているものを真似たり、言われた通りに作るのでなく
ものづくりの現場から面白いモノを提案する。
イタリアの工場をみて、彼らは自分たちが世界のファッションを作っていると
プライドを持って、機械も改造したり、クリエイティブに。。
佐藤社長もそれからは自らの発想で今までにない糸の開発にのりだします。
いいモノを安くする
それが日本が発明した得意な分野
よくも悪くも
売れるものは、いいモノを安くが一番近道で
みんなが同じ方向に走り、需要と供給のバランスは崩れ
値崩れをおこし、最終的にはモノも会社もなくなる。
コスト競争の末、安さを求め各地を転々とし、
国内産業は衰退し、海外にほぼ依存する国になる。
現在、糸も生産も日本製のものは0.1%程度だという
佐藤さんの工場は糸の紡績工場から染色工場も持ち
縫製加工場、さらに自社ブランドの服を販売する売り場
youtubeチャンネルやTVショップチャンネル
開発した糸や生地も売るためパリの展示会
工場見学会、セレクトショップ、レストラン
家具での生地利用、行政との連携、地元PR
200名を超える社員で実現していました。
さらにまだ秘密の構想も
詳しく一つ一つは
書ききれないほど内容の濃い一日になりました。
ありがとうございました。
マーヤ縫製工場 菅谷正