2024-08-19 08:00:00

あだちものづくりワークショップ

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このワークショップはあだちブランドユースが中心となり、足立区有志の企業と足立区の協力の元、開催しております。
足立区の児童養護施設の子供達や、ひとり親家庭や学習支援家庭の子供達に楽しい夏休みの思い出を持って帰ってもらうために毎年開催しております。
2018年から脈々とその想いを受け繋がれている素晴らしいワークショップです。
運営側として参加しましたが、子供たちの喜ぶ顔に癒され、休日ですが家で休むより安らぎました。
振り返ると、そんな純粋無垢な子供たちも
それぞれ様々な事情をかかえています。
まずワークショップは完全招待制にしていて
大々的に宣伝できません。
虐待などをうけた子であれば親に特定されて
鉢合わせることがないようにしていると聞いて
やりきれない悲しい気持ちになりました。
どうすればいいのか。
なんのためにこうして働いているのか。
今の社会は健全で正しいのか。
どこかで歪んでしわ寄せが、、
ワークショップを受けてくれた
子供たちが本当に良い子すぎて
なにもしない自分が悪いようにも思えてきました。
仕事ばかりの人生で、生産性がないことはダメ
お金稼げないのはダメ、誰よりも仕事しないとダメ
仕事がなければ赤字でもスケジュールを埋めなければダメ。
どっぷり資本主義につかりすぎて
自分もこのままじゃダメになりそうな中
今回のイベントも準備や当日さんかも仕事に追われ
断念しようとしていましたが
参加できて助かりました。
仕事はもちろん続けていきますが
工場にこもってないで
作る以外のことや、自分のやりたいこと
変えていきたいこともやりたい。
ワークショップに毎年きていたママさんが
子供にとってものづくりの成功体験が
自信につながり前向きになる。
自分で手を動かして完成させたときの成功、喜びは
小さな作品でも大きな財産です。
マーヤ縫製工場 菅谷 正