お知らせ
過去のネガティブなブログをまとめたもの

デザイン
パターン
生地・付属発注
縫製工場
倉庫
店舗
すべて分業されており
厳密にはもっと細かい
これに最近ECが加わっただけで
ずっとこのシステムで洋服を供給し続けています。
輸入品が増えて、日本で作る人は減り
海外で作る人が増えました。
消費量は変わらず、輸入供給量は増え続け
需要と供給のバランスが崩れます。
売れ残り、値下げ処分に歯止めがきかず、
リスクのしわ寄せはまず下請けにきます。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4182/
このうち国内供給量の97.7%は輸入品
価格競争の成れの果ては、利益を過剰に追及し
農薬盛りのコットンで原料の生産量を上げ
染料は下水処理せず川へ垂れ流し
粗悪な環境の低賃金で労働を強いる。
発展途上国は最低賃金を上げると
産業が国外に出ることを危惧し
生活が困難な給料を最低賃金とする。
法律は犯していないと、知らぬ顔で
産業が成り立ってしまいます。
詳しくは映画をみて↓
デザインやパターンは売れている商品をパクリ
安く生地をつくり、安い人件費で洋服をつくる。
大量につくれば同じ簡単な1つの工程を繰り返す
誰でもできる仕事となり
コストも下がる。
売り場の商品を見ても背景は見えず
品質表示に国の名前があるだけです。
一方日本の工場では近年
外国人実習生の問題が世間を騒がせましたが、
問題の根本はあまり報じられず
下請け工場を責めるだけで、解決できていません。
そもそもフェアトレードができていない問題があり
僕ら所属する団体は生き残りをかけて
適正加工賃見積もりシステムを作りました。
アクトシステム
https://acct.yuka-alpha.net/acct.html
まだまだ認知度も導入工場や実績は少なく
理解を得られにくい現状ではあります。
僕らの縫製工場は多能工
1つの工程だけでなく、臨機応変に様々な工程をこなすことができる。
小ロットのものが多く、毎年同じ洋服を作ることはほぼない。
デザインが変わり、季節が変わり、アイテムも様々
ただ技術を持った素晴らしい縫製工場でも廃業してしまいます。
同じ足立区で唯一知り合いの工場も一昨年廃業してしまいました。
どんなに素晴らしいデザインや企画があっても
それを形にしてくれる工場がなくなっています。
もう従来のシステムでは欠陥だらけ
変わらないと生き残れない現状で
どうしていくのか?
なんでそんな業界で菅谷は働いてんねん!
次回は未来のポジティブなブログにまとめます!
※マーヤの取引先の方には
大変良くしてもらっています。
マーヤ縫製工場 菅谷 正